2011年7月29日金曜日

お気に入りシネマ

今月のお気に入りシネマは清水健太郎主演のVシネマ「雀鬼」シリーズです。

その中でも、「真雀鬼14・オーラスの向こう側」を紹介します。

ふとした事がきっかけで「ジュクの雀鬼」の異名を持つ桜井章一と、かつて「ハマの龍虎」と呼ばれ、コンビ打ちでは右に出るものがいないと言われた老雀士が出会い、勝負師としての心が通じ、すぐに打ち解けあいます。しかし、かつての舎弟の事業が傾き、それを助ける為に現役復帰を決意します。運命とは皮肉なもので勝負の相手に決まったのは桜井章一でした。卓上に命をかける男たちの勝負は、勝っても負けてもカッコいいです。私は麻雀をやりませんし、ルールもよくわかりませんが、面白いので何度も見ています。



さて、先日の総合審査2日目の始まりに安藤師範が「命をかけてやってください。」とおっしゃったそうですね。きっと免状という紙切れが欲しくて集まった人たちが多かったのでしょう。31日(日)の南部合同審査では命までは懸けなくとも、自分の中の大事なものを懸けて取り組んでほしいです。

「職人(人間)とは資格ではなく生き方にこだわるべきだ。」

桜井章一さんの言葉です。

7 件のコメント:

  1. 審査2日目には、私も「受け」で参加していました。先生は、先の東関東大震災のことを引用して、そのようなことをおっしゃいました。安藤先生の言われることは良く分かります(分かったつもりです。)。
    私も、過去に、空手、少林寺拳法をやっていたことがありますが、今回のように一度に大量の不合格者が出ることは聞いたことがありません(むしろ、先生が受検させません。)。
    今一度、武道の段位とは何なのか(その重みについて)。試合形式をとらない合気道の審査とは何なのか。そして合気道とは何なのか。よく考えてみる必要があるのかもしれません。

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  2. 匿名さん、コメントありがとうございます。

    審査を受験した際に、自分の思いを表現するためには、そのための準備が必要であると思います。やはり普段の姿勢が出ますね。

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  3. わたしはその時、安藤先生のお言葉にデカイ声で返事をして腫れた膝にガムテープを巻いて薬を飲んで無心で受けをやりました。審査とは真剣勝負でしょ。わたしの師清水昭好四段に入門時からそう教わりましたから別に驚きませんでしたよ、命がけは当たり前のこと。審査が終わっての帰り道、ああ今、僕は生きているんだなあと思いました。その価値が龍にはありますよ。二ッ塚石川了聖53歳

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  4. 石川さん、コメントありがとうございます。

    故障していても、やってしまう石川さんの気迫がすばらしい。

    審査に向かって自分をギリギリに追い込んでいった時に、本当の自分が見えてくる、ような気がします。

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  5. 高段になれば、周りから尊敬されますし、かっこいいですよね。でもやはり段位を持っている以上、実力が伴わなければならないと思います。
    だから、この前、膝にガムテープを巻いて審査の受けをとったという某弟弟子に自分に圧倒的な実力がつくまで次の審査は受けないと宣言してしまいました。

    私も白帯から初段までは「免状という紙切れ」を欲していたんだと思います。だから初段の審査で1回落ちたのでしょう。
    2回目の初段の審査の後、当時高校生だったM師範代に辛口のコメントをもらったことは今でも忘れられない思い出です(笑)。

    From:スミプリオ@関西

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  6. スミプリオさん、コメントありがとうございます。

    私のブログ見ていてくれたのですね。

    スミプリオさんの審査に対する謙虚な姿勢が伝わってきます。しかし、もうそろそろスミプリオさんの勇姿が見たいという気持ちもあります。

    「紙切れ」のために、頑張るのではなく、審査のために厳しい環境に身を置き、その「厳しさ」を超えたところで「楽」を知る、厳しい状況をしのぐスミプリオさんの生き様がそろそろ見たいです。

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  7. スミプリオさんは安藤師範の書「不動心」そのもの。二人でお会いするのは何年かぶりなのに、それまで過ぎた時間や遠い距離を感じません。いつもわたくしの心の中に生き続けている事が良くわかります。大偉が亡くなったという事実は永久に私たち子弟には受け入れられません。理由ですか?前述のとおりです。距離も時間もないんですよ、いつも心の中に大偉がいるからなんです。嵐の中スミプリオさんが西宮から見えた時、大偉なりに恐縮している姿が私には見えました。素直で時々反抗的でしたが私たちによくなついてくれたかわいい少年でした。石川

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