2015年1月4日日曜日

謹賀新年

皆様、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。


昨年末に行った改装工事も終わり、道場内側の壁も天井まで延長され綺麗になりました。また照明も一段上になり、武器技の稽古も非常にやりやすくなりました。今回の工事でご尽力いただいたTさんには心より感謝申し上げます。

私の初詣はまず元旦にお参りした「笠森観音」、そして2日には、蒼龍道場のすぐ近くにある「宇佐八幡神社」の「歳旦祭」に出席してきました。


近所の農家の方達が代々、1年の家内安全と五穀豊穣を祈願する行事として代々続けてきたようです。(「宇佐八幡神社」は鎌倉幕府を立ち上げた源頼朝が平氏追討に際して、武運長久を祈願した土地でもあります。)

この一帯はもともと沼地や沢が多くあり、古くは津以比地(ついひじ)、露乾地(つゆひじ)と呼ばれていたとのことです。この地にあった「東泉寺」というお寺に鎌倉から使者が毎月訪れていて鎌倉からの距離が「二十五里」だったことから、「廿五里」という文字に旧来の土地の呼び名をあてて、しだいに「廿五里」と書いて「ついへいじ」と読むようになったと言われています。



そして蒼龍道場がある地区は、「廿五里」と呼ばれる地域の中でも、「廿五里新田」と呼ばれています。道場前の阿修羅像には「享保元年」と刻まれています。享保といえば、江戸幕府八代将軍、徳川吉宗の時代です。吉宗公は「米将軍」とも呼ばれ、幕府の財政立て直しの一環として各地で田畑を切り開く、「新田開発」を行いました。この時に開発されたのが私が住んでいる、「廿五里新田」でした。新しくつくられた田畑とこの地域を守護するために建てられた「阿修羅像」が三百年余りの時を経て、現在は「蒼龍道場」を守ってくれております。


今年も皆さんのご協力と、神仏の目に見えない力に守られながら頑張って参ります。


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